しじみの殻、床に捨てる奴

先輩

先輩が7年通い詰めるお気に入りの常連の店にやってきた後藤は、その店の朝食の美味しさに驚く。適当と思っても、しじみの味噌汁は特に出汁が効いていて美味しい。当然しじみも食べるのだが、後藤はその殻を店のコンクリの上に捨てていく。お好み焼きも山芋入ってて和を感じる上品。唐揚げの揚げ方もてんぷら粉使っててとり天っぽい。だから人気だし混んでるのか。なんで捨ててん？あかんて。殻はゴミですし地面に捨てればどこでも土に帰る。おしぼりとかのビニールは捨てません。スイカの種じゃなんやから。片付けろ。踏み潰して砂みたいになるんで。違う！お椀も地面に置いて帰って衝撃がすごい。どういう教育？奢ってくれますよね？なんとか元に戻して殻もポケットに詰め込み、すいません。おあいそで♪

『常識のように非常識なことする感じ好き』

『いつもはだいたい3回目で注意するのにあまりに信じられへん過ぎて何回もスルーするの好き』

『想像より躍動感ある捨て方で草生える』

『福徳のスイカの例えが絶妙すぎて好き』

『しじみ踏んで砂にするの天才』

『落ちたパン蹴飛ばす後藤めちゃくちゃ好きだったからこれも好きです』

『わざわざ持ってた箸置いてまで床に投げ捨てるクレイジーさ好き』

『最後砂みたいになったシジミの殻拾ったはいいけど器に砂みたいなの入ってたら店員さんに訝しまれると思ってポケットにしまうとこ好き』

『いっぱいしじみ入ってて羨ましい』

『甲子園みたいに殻集める上司健気で泣ける』

『後輩の常軌を逸した行動に気を取られて、徐々に会話が上の空になってるのリアル』

『2:23 殻どころか器の中身全部いっちゃう強さで本人も笑っちゃうの好き』