口でやってるの
気付かん奴①
久しぶり母校を訪れた後藤は懐かしい思い出に浸る。砂埃舞うグラウンド、放課後に鳴り響く吹奏楽部の練習音、掛け声を揃えて走る運動部員。そんな風情あふれる風景や音は、何もせずとも聞いているだけで自分の青春時代を思い出す。あの頃の自分は将来こんなことをしているなんて思ってもいなかっただろう。そこにいた福徳が後藤に声をかけると、今まで楽器の音だと思っていたものが福徳の声であることに気づく。いやお前がやってたんかーい!めちゃくちゃ楽器の音の声している奴やった。
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コメント
『後藤っていつも独り言言ってる』
『放課後の時間帯にぷらっと一人で母校に訪れて「久々の母校ええなぁ」とか言ってウロウロすんの、福徳よりキショない?』
『珍しく終わり方が人間の漫才みたいやな』
『一人で吹奏楽の音出してるって結局変なやつやん。』
『ツッコミで腕広がるの好き』
『一日の唯一の楽しみを一分以内に終わらすな😡』
『お前が口でやってたんかーい!どシンプルで草』
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